学習会スタート

皆さま、こんにちは。訪問看護リハビリステーションそらの井澤です。

今年度は、スタッフも増え、より一層、質の高いケアを提供できるように、学習会を定期的に行っていくことになりました。今後、学習会の内容や様子もブログに乗せていきたいと思います。

今回の学習会では、論文の抄読会をおこないました。

論文のテーマは、「新たに訪問看護分野に就労した看護師が訪問看護への移行期に経験した困難とその関連要因」です。

今回取り上げた論文の内容を要約すると、病院で働いていた看護師さんが転職して訪問看護をする時に困ったことは何で、その困ったことには何が関連しているのだろう、という内容になります。

この論文で行った調査では、⓵環境の違い、②訪問看護の知識・技術の違い、③訪問件数が増えること、の大きく分けて3つのことに困難を感じているようです。

病院でキャリアを積んだ看護師さんも、いざ訪問看護を始めると、何歳になってもニューフェイスです。病院と環境が違うことで、戸惑ってしまうこともあります。訪問看護を始めた看護師さんに対し適切なサポートをしていくことが必要だと、改めて考えさせられる論文でした。

学習会はこのような雰囲気で実施しました。みなさん、「論文って難しそう…」「論文って苦手」と思われる方もいて、緊張していましたが、各自読んで感じたことを話してくれて結構盛り上がりました。

私たちのステーションは、弘前医療福祉大学の在宅ケア研究所附属であり、学習会には看護学部の准教授の工藤うみ先生(写真右)も参加していただき、論文を読む手助けをしていただきました。